しきい値監視

ECOMOが定期的に収集する計測値を比較し異常判定をおこないます。

しきい値種類

回路・センサーごとに設定できるしきい値は以下のとおりです。

計測要素下限エラー下限警告上限警告上限エラー
電流
電圧
電力
温度・湿度
照度・CO2

回復オフセット機能(ヒステリシス機能)

過度に繰り返される警報の発生・回復を防止するため、計測要素ごとに回復オフセットを指定できます。
例: 電流は1.0A、温度2.0℃

計測値がしきい値の前後で推移しても発報/回復を何度も繰り返すことはありません。
異常と回復を判断する幅を変更することで誤警報をなくします。

確定回数

しきい値超過1回で発報することも、連続n回で発報とすることもできます。
これら確定回数は上限エラー、上限警告、下限エラー、下限警告、回復で別々に設定できます。

例: 上限エラーは1回で発報、上限警告は連続3回で発報。
例: 1回で発報。回復には連続3回継続が必要。

イベント監視

接点入力や電気錠・ドア状態などは状態変化を監視できます。

条件

異常とみなす条件を回路・センサーのしきい値として登録します。

計測要素下限エラー下限警告上限警告上限エラー
接点入力ON または OFFON または OFFON または OFFON または OFF
接点出力ON または OFFON または OFFON または OFFON または OFF
ドア(※1)指定状態以上指定状態以上

※1:電気錠とラック扉の状態を、数字「0:施錠、2:解錠、4:ドア開、5:施錠忘れ、6:施錠異常、8:こじあけ」で表したものを指定。

確定回数

イベント監視は状態変化時に即、発報・回復となります。